2023/09/19 15:04

先日、夫と平日の休みが同じ日があったので中之島美術館の「民藝」展へ行ってきました。


永く永く使い込まれたものが当たり前のようにそこにあったものが、民藝となり「健全な美」としてガラスケースに並んでいた。

民藝運動で名もなき人たちの手仕事は「美しいもの」として見る目を変えました。

使っている人たちは、そんなこと知る由もなく毎日毎日使い込み、時には修理をし、磨き
また使う。
その繰り返し。

手仕事が評価される事は、私もモノづくりに携わる者としてとても嬉しい。
だけど、ガラスケースに並ぶまでに気づきたいとも思う。
そのひとつが今、自分の店に並んでいるとも思っている。

日ヨリがある街並みも、古くそして美しい
そんな場所も店舗や古い建物が消えていき、観光もまばらになっていっている様はなんとも歯がゆい。

可能性を感じる街がもっと活性化するには何が必要なのか

ひとつの店だけではどうにもできないこととは承知だけれど、ひとつの店から何かが進めばこんなに嬉しいことはないのだと思う。

店の活性化=街の活性化に繋がるそう信じていかなくては。

「民藝」展はそんな想いにまで馳せてしまう力があるなぁと感じた時間でした。