2024/01/06 21:57

こんばんは。

1day1blogのお時間です。
今日も少しお付き合いください。

息子が産まれて4年、仕事をして家事をして猫母をしてと色々な作業を今年も1年遂行して来ました。
そんな1年の締めくくりに去年から、同じ経営の仕事をされている先輩でもあり、姉でもあり、ミナトにとっては叔母でもある
泉佐野の百日草オーナーマイコさんとのふたり旅を開催しています。
その裏では、夫のサポートがなくては女ふたり旅は実現できない物だというのは、最初に触れておきます。

去年は京都、今年は大阪市内と、このふたり旅に行く!というのが私の仕事のモチベーションにもつながっています。

この旅のテーマは特にありませんが、同じ時期に私は最愛の愛犬ハナを、マイコさんはお父様を亡くされていて闘病も同じ時期でした。
犬と人間を同じ土俵に上げるのは私も心苦しいのですが、ハナは私達夫婦にとってミナトが生まれるずっと前から娘同様の存在でした。
結婚してすぐに子供が授からず、7年不妊治療をしたり休んだりの繰り返しをしていて、最後の望みを体外受精にかけました。
そして4年前にミナトが私たちの元に来てくれました。
障がいがあると宣告された時も、ハナは私たちに変わらない笑顔とどうしたの?と言わんばかりの顔で夫婦を支えてくれた存在でした。

ミナトがNICUを退院してからもずっと傍にいてくれて、尻尾を掴まれれば「何!?」とミナトに怒ってくれたり「しょうがないわね」と
撫でるのを少し許してくれたりと、動物と人間の垣根を超えた姉弟関係にフッと笑が溢れる日々でした。

ですが、さよならは近くまで来ていたのです。
ハナは、胃が弱く春には吐き気をする事がありました。
ですが、毎年薬で治っていたんです。
ただその年は、全く薬が効かずおかしいなと主治医の先生や夫とも話していて、大きな病院に連れて行った時には末期の胃癌でした。
その時のことは、今でも記憶の片隅にねっとりと残っています。

そんな瞬間がマイコさんのお父様とも時期が同じで、お亡くなりになったと聞いた時には人ごととは思えませんでした。
ふたり旅のきっかけは、悲しい出来事でしたが今は、この旅へ行くことでお店や自分の経営や接客などの糧になっているのは
間違いありません。

2日間だけミナトと離れることは、一個人としてお店へ行ったりご飯を食べたり、そして大人だけでホテルへ泊まるという経験が私のリフレッシュやインプットへ繋がっています。

全ての人が同じ経験はできるとは思っていませんが、この貴重な経験が私たち親子にとって代え難い経験になっているのは身をもって体感している事です。
子供に対して優しく接するという事は、休息なくしては考えられない事です。
妻、母はなんでもできる甘えられる人ではないのです。
妻、母も甘えたいのですよ。

そんなことを思う土曜日でした。




写真はホテルの一角

暮らしと手仕事の店/日ヨリ
店主